カトア族自治区
人間と変わるところのない風貌の彼らは、王国から「悪魔」の烙印を捺されて追放された、古の神官の子孫たちである。
彼の神官は、伝承が正しいとすれば「言霊によって雨を操り、風を招き、大地を震わせ、山に火を吹かせる」ほどの魔力を持っていたことになる。
もっとも現在の子孫である彼らにはそこまでの魔力はなく、普通の人間より幾分長い寿命と、様々な事象にそれなりに干渉することの出来る言霊が、祖先の名残として見出せる程度でしかない。彼の神官は、伝承が正しいとすれば「言霊によって雨を操り、風を招き、大地を震わせ、山に火を吹かせる」ほどの魔力を持っていたことになる。
もっとも現在の子孫である彼らにはそこまでの魔力はなく、普通の人間より幾分長い寿命と、様々な事象にそれなりに干渉することの出来る言霊が、祖先の名残として見出せる程度でしかない。